医者が脳脊髄液減少症(低髄圧症候群)で入院したお話

管理人 おるか
管理人 おるかです。
普段は医者をやっています。
ぼくは2018年に脳脊髄液減少症という病気に突然なって、一時苦しんだことがあります。
今は完治していますが、その時の経験を記録として残しました。

 

今回、脳脊髄液減少症という病気で、人生で初めて入院したのでその流れをお伝えしようと思います。

脳脊髄液減少症(低髄圧症候群)という病気は、交通事故でムチ打ちみたいになった時にこの病気が出てくることがあります。

今回ぼくは外傷歴もないのに、この病気になりました。

医学用語では特発性といい、原因不明の事です。

受診までの流れ

前日まではふつうに仕事をしていて、特に問題もありませんでした。

もちろん今までの健康診断でも異常の指摘はなし。

そんなぼくでも病気になるんですね…

受診までの流れ

頭痛初日

朝4時ごろ寝ていたところ、突然の頭痛・嘔吐が出現しました。熱はなし。

片頭痛は今までなかったので、何かおかしいなと思っていましたが、自宅安静していました。

ここで医療機関を受診したほうが良かったと反省中。(今までに感じたことのない頭痛は命に関わる病気も多いので受診しましょう)

自分は項部硬直などの髄膜刺激徴候もないことから医療機関を受診しませんでした。

髄膜刺激徴候はこんな検査です。この動画はやや下手ですが…

その後、頭痛はおさまることなく徐々に悪化しました。嘔吐も2回あり。

頭痛2日目

頭痛は全くおさまることがないため、CTを撮ることができる近くのクリニック(脳神経外科が専門)を受診しました。(もちろん前の日に受診しなかったことは当然怒られました…)

診察で髄膜刺激徴候があることから頭部CTを撮られました。頭部CTでは大きな異常所見はなし。

けれど、髄膜刺激症状があることから髄膜炎などの可能性もあると言われ(言われることも予想はしていましたが…)、大きな病院の脳神経外科を受診することになりました。

そこでは血液検査、頭部MRI、髄液検査をしてもらいましたが、明らかな異常所見はなし。

外来か経過観察目的の入院を提案されました。

ぼくが医者ということもあり、外来での経過観察となりました。

帰宅後(頭痛3-5日目)

ロキソニンを処方してもらい、定期的に服用しましたが、全く良くなる気配はありませんでした。

このころより立っている時や座っている時に頭痛がひどくなり、横になっているときは頭痛がないことに気づき始めました。

立っている、座っている時間が長くなると頭痛もどんどん酷くなっていました。

1日ほとんど寝たきりになって、まともな生活もできなくなり、食事も摂れなくなってきました。

自分の症状は起立性頭痛という言い方をするので、Googleに「起立性頭痛」と入力すると…

脳脊髄液減少症(低髄圧症候群)

(病気の詳しいことについては他のサイトによく書いてあるので、省略します。)

というわけで、外来受診の際、先生に伝えました。

外傷歴なくても脳脊髄液減少症はなりうる、急性期は入院での治療がよいと言われ、人生初の入院生活となりました。

まとめ

脳脊髄液減少症(低髄圧症候群)で入院することになりました。

やはり今まで経験したことない頭痛は早めに病院に行くべきかと思います。

今回発症から5日で診断がついて入院しましたが、重要だったのは起立性頭痛に気がつけたことでした。

横になっていると楽なのに、立ったり、座ったりしていると頭痛が増悪する方は脳脊髄液減少症も考えてみると良いかもしれません。

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