
こんにちは、ふー(@dr_fooooo)です。
ぼくは普段小児科医としてこども病院で働いています。
このブログでは、小児科医であるぼくがわかりやすく医療のことをお伝えしています。
今回のお話は、おすすめの教科書を紹介したいと思います。
(2018.10.26)
このページは情報が古くなってしまったため新しく記事を作っています!
こちらも合わせて参照してください。
教科書を紹介する前に大事なこと
ぼくが初期研修医になってすぐの頃、「毎月給料の10%は教科書に使え!」と指導医から言われました。
さすがに毎月10%分の教科書は買えていませんでしたが、たくさんの教科書を買って勉強した財産は今の臨床でも生きています。
若手でいる間は教科書は出し惜しみせずに買ったほうが良いです。
医学書・教科書代は自分への先行投資!
でも医学書は高い…
少しでも安く買う方法として、民間医局を登録してまとめて買う方法があります。
最大12%引きで買えるので、登録していない方は登録しておきましょう。
医師賠償責任保険とまとめられていますが、この記事がわかりやすいので参考にするとよいと思います。
ちなみに民間医局は怪しいサイトではありません。
学生時代や研修医時代にお世話になったレジナビフェアを開催している会社です。
医師28万人のうち11万人が登録しているので、多くの医師が登録しています。
民間医局で注文すると多少日数(といっても1週間程度)がかかるので、早めに教科書をほしい方はAmazonで頼むほうが良いかと思います。
ぼくは今までの本をほとんど民間医局で購入しています。
教科書代は今までで数十万円はかかっていて、12%引きの浮いた分でまた新しく本を購入できています。
登録していない方は先に登録をしておきましょう!
それでは小児科医おすすめの教科書を紹介していきます。
小児科臨床ピクシス
オススメ度 ☆☆☆☆☆
これはいろんな分野を詳しく書いてあるものです。
全部で30冊出ています。
だいたい持っているのですが、やはり各分野をエキスパートが細かく書いているため、オススメ度は高いです。
いろいろなものが出ているのでほしいものから買うのもひとつでしょうか?
ここからは大事な資格編
そして小児科医必須の資格を本と共に紹介
PALS
必要度☆☆☆☆☆
これは小児二次救命処置で、ACLSの小児バージョンです。
いろいろなところで講習会が行われています。
最大手はACLS協会でしょうか。(自分は違うところで受けましたが…)
[blogcard url="http://acls.jp/index.php"]必ず習得すべき手技・処置なので早めに受けるべきかと思います。
2015年に更新されましたけど、大きな変化はなさそうです。(機会があれば別の記事にします。)
日本語版の教科書は数年後にしか出ないので、2010年版で受けるべきかと思います。
問題は費用と時間…2日間あり、40000円程度とお高い…
そして有効期限2年という期限付き…
ぼったくられている気が…(笑)
NCPR
必要度☆☆☆☆☆
小児科医は出産の立会いも多く、新生児蘇生法は必須。
これは出生後の数分でなにをすべきかを学ぶ講習会です。
この講習会は1日で終わり、かつ料金も良心的です。
問題は公募が少ないことですかね…
[blogcard url="http://www.ncpr.jp"]小児科医であれば、Aコースを取りましょう!
PFCCS
必要度☆☆☆☆
オススメ度☆☆☆☆☆
意外とマイナーだけど、個人的にオススメなのはこちら。
これはPALSからPICUでのバイタル安定までを学ぶコースです。
実際に呼吸器の設定や外傷、高次医療機関への転院搬送なども実践的に勉強できるため、全体の視野が広がりました。
そして、このコースは飲み会も楽しいです(笑)
コースの受講生が救急診療科と小児科の比率が同じくらいなので、救急の視点からも勉強できます。
問題は費用と2日間という日程に加え、年に2回しか開催されず、1回の定員が50名くらいという狭き門なことですかね。
自分は研修医のときから応募して4回目でやっと行けました(笑)
個人的にはかなりオススメなので、ぜひ受講してみてください。
[blogcard url="http://www.jseptic.com/fccs/pfccs.html"]今回は本というより講習会のオススメになってしまいました…
最後に!
今回Amazonで教科書を紹介しましたが、民間医局で購入するのも1つです。
少し時間はかかりますが(といっても数日程度)、12%引きで購入できるのでおすすめです。
もちろん時間がない方はAmazonプライムのほうが早いためそちらをおすすめします。
時間に余裕がある方は検討してみてはどうでしょうか?